B — 中程度のエビデンス 美白
トラネキサム酸
Tranexamic Acid
INCI:
エビデンスグレード
Grade B
少なくとも1つのRCTでヒトの皮膚に対する有効性が示唆されているか、複数の質の高い臨床試験があります
推奨濃度
要確認
対応する肌悩み
シミ・色素沈着 くすみ
主な効果
- メラノサイト活性化抑制による美白効果
- 肝斑・シミの改善
- 炎症後色素沈着の予防
作用メカニズム
トラネキサム酸はプラスミノーゲン・プラスミン系の阻害を通じて、メラノサイトを刺激するプラスミンの活性を低下させます。これによりメラニン合成シグナルが抑制され、肝斑をはじめとする色素沈着が改善します。日本では医薬品(内服・外用)の有効成分として、美白化粧品の有効成分(承認濃度2%)として認可されています。
エビデンス概要
複数のRCTで、2〜5%トラネキサム酸の外用が肝斑の改善に有効であることが確認されています(mMASIスコアの有意な改善)。また内服(250mg×2〜3回/日)との比較試験では同等の有効性が示されています。ナイアシンアミドとの組み合わせでさらなる美白効果の増強が報告されています。
日本の美白有効成分
トラネキサム酸は厚生労働省が認可した美白有効成分の一つです(2%配合時)。L-アスコルビン酸リン酸エステル塩や4-メトキシサリチル酸カリウム塩、コウジ酸などと並んで、日本の規制のもとで美白効果が認められた成分です。
成分の相性
✓ 相性の良い成分
注意事項
効果発現に数週間〜数ヶ月かかる
内服薬として使用されている成分(外用では用量が異なる)
参考文献(1件)
- 「Tranexamic acid in dermatology (2020)」, .