SkinEvidence
A — 強いエビデンス ビタミンB3誘導体

ナイアシンアミド

Niacinamide

INCI: NIACINAMIDE

エビデンスグレード

Grade A

複数の質の高いRCTまたはメタアナリシス/システマティックレビューで、ヒトの皮膚に対する有効性が確認されています

推奨濃度

2%〜10%

製品での配合濃度目安

対応する肌悩み

シミ 毛穴 乾燥 ニキビ くすみ

主な効果

メラニン移送の抑制による美白効果
皮脂分泌の調整・毛穴の目立ち改善
セラミド産生促進によるバリア機能改善
赤みの軽減・抗炎症作用

エビデンスサマリー

ナイアシンアミドはビタミンB3の一形態で、多様な肌悩みへの効果が多くのRCTで実証されている優秀な成分です。副作用が少なく、他の成分との相性も良いため、スキンケアにおける万能成分と評されることもあります。

美白効果

メラニンを作るメラノサイトから表皮細胞(ケラチノサイト)へのメラニン移送を抑制することで、色素沈着の予防・改善効果が示されています。日本の医薬部外品有効成分としても承認されており、高い信頼性があります。

毛穴・皮脂への効果

皮脂分泌を抑制し、毛穴の開きを改善する効果がRCTで確認されています。5%配合の製品で12週間使用後に毛穴の目立ちが有意に改善したという報告があります。

バリア機能改善

セラミド・ケラチン・インボルクリンなどの皮膚バリア構成成分の産生を促進し、乾燥や外部刺激に対する抵抗力を高めます。

濃度について

2%以上から効果が期待でき、5%が最もバランスが良いとされています。10%を超えると効果は高まりますが、フラッシング(ほてり)のリスクが上がります。


成分の相性

相性の良い成分

注意事項

高濃度(10%超)では一部の人で赤みやほてり(フラッシング)が起こる場合がある

ビタミンCと組み合わせると理論上ニコチン酸を生成する可能性があるが、実際の使用条件での問題は報告されていない

📚 参考文献(2件)
  1. Hakozaki T, et al.
    「The effect of niacinamide on reducing cutaneous pigmentation and suppression of melanosome transfer」British Journal of Dermatology, 2002. DOI ↗ PubMed ↗
  2. Surjana D, et al.
    「Nicotinamide and other factors involved in the repair of UVR-induced damage to DNA in human skin cells」Photochemistry and Photobiology, 2010. DOI ↗ PubMed ↗