A — 強いエビデンス UV防御
紫外線吸収剤・散乱剤
Sunscreen Filters
INCI:
エビデンスグレード
Grade A
複数の質の高いRCTまたはメタアナリシス/システマティックレビューで、ヒトの皮膚に対する有効性が確認されています
推奨濃度
要確認
対応する肌悩み
シミ・色素沈着 しわ・たるみ くすみ
主な効果
- UVA・UVB の遮断による光老化防止
- シミ・そばかすの予防
- 皮膚がんリスクの低減
種類と特徴
紫外線防御剤は大きく2種類に分類されます。
無機散乱剤(物理的)
- 酸化亜鉛(Zinc Oxide)・二酸化チタン(Titanium Dioxide)
- 紫外線を散乱・反射する。肌への刺激が少ないため敏感肌・乳幼児にも適する
- 白浮きしやすいが、ナノ粒子化で改善
有機吸収剤(化学的)
- アボベンゾン、オクチノキサート、オキシベンゾンなど
- 紫外線を吸収してエネルギーを熱に変換する。使用感が良いものが多い
- 一部成分は皮膚吸収・ホルモン様作用が懸念されるが、現状の使用濃度での安全性は高いとされる
エビデンス概要
日焼け止めの定期使用がシミ・光老化・皮膚がんのリスクを有意に低減することは、複数の前向き研究とRCTで確認されています(最も強いエビデンスを持つスキンケア成分の一つ)。特にSPF30以上の広域スペクトル(UVA+UVB)製剤の毎日使用が推奨されます。
使用上のポイント
日焼け止めは十分量(顔全体で約0.5〜1g)を塗布し、2〜3時間ごとに塗り直すことで初めてラベル表示のSPF値に近い効果が得られます。少量では表示SPFを大きく下回ります。
成分の相性
✓ 相性の良い成分
注意事項
毎日の塗布と2〜3時間ごとの塗り直しが重要
ナノ粒子酸化亜鉛・二酸化チタンの安全性は現状では問題ないとされる
一部の有機吸収剤は環境(サンゴ礁)への影響が指摘されている
参考文献(1件)
- 「Photoprotection: Sunscreens and sun avoidance (2021)」, .