SkinEvidence
B — 中程度のエビデンス AHA・角質ケア

乳酸(ラクティックアシッド)

Lactic Acid

INCI:

エビデンスグレード

Grade B

少なくとも1つのRCTでヒトの皮膚に対する有効性が示唆されているか、複数の質の高い臨床試験があります

推奨濃度

要確認

対応する肌悩み

くすみ 乾燥 毛穴

主な効果

  • 角質剥離による肌のトーンアップ
  • 保湿(NMF産生促進)
  • 毛穴の詰まり軽減

作用メカニズム

乳酸はα-ヒドロキシ酸(AHA)の一種で、角質層のデスモソーム(細胞間の接着タンパク)を加水分解することで古い角質の剥離を促進します(ケミカルピーリング効果)。また天然保湿因子(NMF)の一成分でもあり、角質層の水分保持に直接寄与します。グリコール酸(分子量76)と比べて分子量が大きい(分子量90)ため、皮膚内への浸透がゆるやかで刺激が少ない傾向があります。

エビデンス概要

RCTで5〜12%乳酸製剤が角質水分量増加、皮膚テクスチャー改善、色素沈着軽減に有効であることが確認されています。グリコール酸ほど剥離効果は強くありませんが、保湿効果を兼ね備える点が特徴です。乾燥肌や敏感肌にとっては、グリコール酸よりも使いやすいAHAです。

使用上の注意

AHA全般に共通しますが、使用後は皮膚が光感作性を示すため、日中の使用後は必ずSPF30以上の日焼け止めを使用する必要があります。また就寝前に使用するのが最も一般的な方法です。

成分の相性

✓ 相性の良い成分

✗ 同時使用に注意

注意事項

使用後は必ず日焼け止めを使用(光感作性)

グリコール酸よりも刺激が少ない(分子が大きい)

敏感肌は低濃度から開始

参考文献(1件)
  1. 「Lactic acid as moisturizer and exfoliant (1996)」, .