SkinEvidence
A — 強いエビデンス 保湿成分

ヒアルロン酸

Hyaluronic Acid

INCI: SODIUM HYALURONATE

エビデンスグレード

Grade A

複数の質の高いRCTまたはメタアナリシス/システマティックレビューで、ヒトの皮膚に対する有効性が確認されています

推奨濃度

0.1%〜2%

対応する肌悩み

乾燥 しわ たるみ

主な効果

  • 高い保水力による即効性の保湿
  • 皮膚の弾力・ハリの改善
  • 小じわの一時的な改善(水分補給による)

エビデンスサマリー

ヒアルロン酸は皮膚や関節に自然に存在する多糖類で、その重量の約1000倍の水分を保持できる高い保水力が最大の特徴です。スキンケアにおける保湿成分として最も信頼性の高い成分のひとつです。

分子量による効果の違い

  • 高分子量ヒアルロン酸: 皮膚表面で膜を形成し、水分蒸散を防ぐ。即効性の保湿効果
  • 低分子量ヒアルロン酸: 皮膚の角質層に浸透しやすく、より深い層での保湿効果が期待できる
  • 加水分解ヒアルロン酸: さらに小さな断片に分解され、浸透性が高い

複数種類のヒアルロン酸を配合した製品は、各層への相補的なアプローチが期待できます。

注目すべき研究

Pavicicら(2011)の研究では、異なる分子量のヒアルロン酸を含むクリームを使用した120名の試験で、8週間後に皮膚のしわと弾力の有意な改善が確認されました。

コスパの観点

国産の肌ラボシリーズのような低価格帯でも高配合の製品が存在し、美容液や高価格製品でなくても十分な効果が期待できる成分です。

成分の相性

✓ 相性の良い成分

注意事項

乾燥した環境(低湿度)では、皮膚から水分を逆に引き出すことがある。乾燥が強い環境ではクリームや乳液でフタをすることを推奨

分子量の大きいヒアルロン酸は皮膚内部に浸透しにくいため、製品によって期待できる効果が異なる

参考文献(2件)
  1. Pavicic T, et al. 「Efficacy of cream-based novel formulations of hyaluronic acid of different molecular weights in anti-wrinkle treatment」Journal of Drugs in Dermatology, 2011. PubMed
  2. Papakonstantinou E, et al. 「Hyaluronic acid: A key molecule in skin aging」Dermato-Endocrinology, 2012. DOI PubMed