A — 強いエビデンス 美白・抗菌
アゼライン酸
Azelaic Acid
INCI:
エビデンスグレード
Grade A
複数の質の高いRCTまたはメタアナリシス/システマティックレビューで、ヒトの皮膚に対する有効性が確認されています
推奨濃度
要確認
対応する肌悩み
シミ・色素沈着 ニキビ・毛穴 肌の赤み(酒さ)
主な効果
- メラニン生成抑制による美白・肝斑改善
- 抗菌作用によるニキビ改善
- 抗炎症作用による赤みの軽減
作用メカニズム
アゼライン酸はグレイン(小麦・大麦など)由来のジカルボン酸で、チロシナーゼを選択的に阻害することで過活性なメラノサイトに作用し、シミ・肝斑を改善します。また、アクネ菌(C. acnes)に対する直接的な抗菌作用と、炎症性サイトカインの産生抑制による抗炎症作用も持ちます。
エビデンス概要
15〜20%アゼライン酸クリームは、複数のRCTで肝斑・炎症性ニキビ・酒さに対する有効性が確認されており、欧米では医薬品(Finacea、Azelex)として承認されています。特にハイドロキノン(4%)と比較した試験でほぼ同等の美白効果を示しつつ、副作用が少ないことが示されています。妊娠中でも比較的安全とされる数少ない美白成分の一つです。
日本での入手
日本では医薬品としての承認がなく、一般化粧品への配合にも制限があるため、高濃度製剤の入手には個人輸入や処方箋が必要な場合があります。
成分の相性
✓ 相性の良い成分
✗ 同時使用に注意
注意事項
日本では化粧品成分としての配合濃度に上限がある
使い始めに刺激感を感じる場合あり
妊娠中の使用は医師に相談
参考文献(1件)
- 「Azelaic acid: Properties, formulations, and clinical efficacy (2015)」, .