A — 強いエビデンス ニキビ治療
過酸化ベンゾイル(BPO)
Benzoyl Peroxide
INCI:
エビデンスグレード
Grade A
複数の質の高いRCTまたはメタアナリシス/システマティックレビューで、ヒトの皮膚に対する有効性が確認されています
推奨濃度
要確認
対応する肌悩み
ニキビ・毛穴
主な効果
- アクネ菌(C. acnes)への強力な殺菌作用
- 炎症性ニキビの改善
- 毛穴詰まりの軽減
作用メカニズム
過酸化ベンゾイルは皮膚上で活性酸素(フリーラジカル)を放出し、アクネ菌(Cutibacterium acnes)を直接殺菌します。抗生物質と異なり耐性菌が生じにくいため、長期使用が可能です。また角質溶解作用により毛穴の詰まりも改善します。
エビデンス概要
ニキビ治療において最もエビデンスの強い外用成分の一つです。多数のRCTおよびメタアナリシスで、炎症性・非炎症性ニキビの有意な改善が確認されています。2.5%でも10%と同等の効果がある一方、刺激は少ないため、低濃度から開始することが推奨されます。レチノイドやアダパレンとの併用がガイドラインで推奨されています(相乗効果)。
日本での状況
日本では2023年にOTC(一般用医薬品)として「エピデュオ(BPO+アダパレン)」が承認され、皮膚科処方なしでも入手できるようになりました。単独BPO製品も処方・OTCで利用可能です。
成分の相性
✓ 相性の良い成分
✗ 同時使用に注意
注意事項
漂白作用があるため衣類・タオルへの付着に注意
使い始めに乾燥・刺激が出やすい
日本では医薬品(要指示・OTC)として販売
妊娠中は医師に相談
参考文献(1件)
- 「Benzoyl peroxide: review of mechanisms and clinical efficacy (2019)」, .